2007年05月15日

消費者金融 赤字 収益戦略転換は必至

消費者金融 【赤字】 収益戦略転換は必至 

2007年5月11日 朝刊

 消費者金融過払い利息の返還が打撃となり、消費者金融大手四社が大幅な赤字に転落した。

 昨年十二月の貸金業法成立で、消費者金融主力の無担保ローン事業の先行きは厳しく、各社とも人員や店舗削減などリストラを進める一方、消費者金融優良顧客の囲い込みを目指した競争や、新たな収益源となる事業育成、消費者金融業界再編の動きが本格化するのは必至だ。

 「貸し倒れや過払い利息返還への対応で、身動きができない状況だ」。

 決算会見の席上、消費者金融アイフルの福田吉孝社長は、消費者金融業界の現状をこう語った。

【赤字】消費者金融各社とも店舗削減や人員削減、グループ会社の統廃合など消費者金融リストラ策を打ち出し、難局を乗り切るため体質改善を急いでいる。

【赤字】成立した貸金業法では、二〇〇九年末をめどに消費者金融上限金利が20%に引き下げられるほか、年収の三分の一を超える消費者金融貸し付けを原則禁止する「総量規制」が導入されるなど、消費者金融の収益機会の縮小は必至。

【赤字】今回の決算で、大幅な赤字転落を余儀なくされた消費者金融業界は、貸金業法の施行により本格的な消費者金融“冬の時代”に突入する。

【赤字】無担保ローン事業での勝ち残り策として、消費者金融大手首脳は「低金利による貸し出しで優良顧客を囲い込む」と口をそろえ、火花を散らした。

【赤字】そうしたなか、アコムは大手に先駆けて、消費者金融上限金利引き下げの前倒し実施を発表。

【赤字】低利で資金を調達して高金利で貸し出し、業績拡大を続けてきた消費者金融業界は、ビジネスモデルの転換期を迎えている。

【赤字】新ビジネスの開拓では、銀行グループと資本提携する消費者金融大手が、提携事業の拡大に期待。

【赤字】また、プロミスは、買収した自動車修理会社やインターネットを活用した新ビジネスを打ち出し、アイフルも異業種との事業提携の検討を明らかにした。

【赤字】銀行グループとの提携に一線を画し、独立路線を取ってきた武富士の近藤光社長も、「会社にプラスなら資本提携もあり得る」と消費者金融路線変更の可能性を示唆。

【赤字】その上で、「いろいろな意味で(消費者金融業界)再編が今期中に進むだろう」と予想した。

■アコム上限金利18%に引き下げ 大手初

 大手消費者金融のアコムは十日、消費者金融顧客に融資する際の金利の上限を、現行の年約27%から、約18%まで引き下げる方針を固めた。

 大手消費者金融が20%を下回る金利への変更を決めたのは初めて。

 貸金業法の改正で二〇〇九年末をめどに上限金利が20%まで引き下げられることから、先行して引き下げを決めた。

 消費者金融各社はこれまで20%以上の金利帯に頼って高収益を挙げてきた。

 法改正に伴う規制強化で業績悪化が避けられないため、金利引き下げを前倒しして、消費者金融優良顧客を囲い込む狙いがある。

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posted by 消費者金融 赤字 at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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